12 月 16 日

EventSeminar
【美しき母系社会】忘れられた日本がそこにある by 王超鷹(リアル&オンライン)

in サニー会議室 東京都千代田区内神田3-4-11 サニー南神田ビル(神田駅徒歩2分)

  • 王超鷹 母系社会 雲南省 シャングリラ トンパ 少数民族

王超鷹(おうちょうよう・Wang Chaoying)
1958年、中国上海市生まれ。文化研究者。PAOSENET創始者。幼い頃より伝統工芸士として活躍し、20歳で中国政府より選抜され国認定工芸士に。数多くの美術作品や工芸作品を生み出している。1987年に来日し、武蔵野美術大学大学院修士取得。平山郁夫画伯・俳優の高倉健氏など著名人の篆刻も手がける。1996年に上海でPAOSENETを創立以来、中国アリババグループ傘下の複数のブランディング担当をはじめ、中国・日本企業のCI/デザイン/企業文化/経営戦略のコンサルティングに携わる。中国越境D2Cプロジェクトとして、上海での九谷焼展にプロデューサー兼キュレーターとして参画。日本と中国の文化交流イベントを多数手掛ける。

【美しき母系社会】忘れられた日本がそこにある by 王超鷹

王先生はデザイナーであり、企業コンサルタントであり、文化アドバイザーであり、ご活動は多岐にわたります。文化大革命により学校に通えなくなり、8歳から工場で働き始め、仕事歴がなんと51年! 2023年現在、上場企業163社ののロゴデザインとコンサルティングの実績をお持ちです。

2023年8月、ヤスさんこと高島康司先生の紹介で、王超鷹先生の講演会を企画させていただきました。この会では主に、お二人の対談と、王先生のデザイナーとしてのお仕事と、中国雲南省のトンパ文字にまつわるお話をしていただき、その際に「次回は雲南省の母系社会のお話をしましょう」と仰っていただきました。(下記URL動画参照)

今年、不二阿祖山太神宮の渡邉大宮寺とホピ族のロイ長老のミーティングに参加させていただいた時にも、平和な時代が続いた古代は母系社会であったこと、その政の場所は食べものを司る台所であったと伺いました。いのちを産み育む女性が、争いや奪い合い、戦争をすることはできないでしょう。

母系社会とは実質的に、母親の系統によって家族・血縁集団が組織されている社会のことを意味しますが、現代は結婚ではなく「結魂の時代」だといわれているように、母系社会という意味も精神的な意味でとらえれば、母系=女性だけではなく、男性の中にある母性性のことだとも言えるでしょう。

自然を生命を、美しいと感じる心。それは、まさに王先生が映像で観せてくれた「雲南省の大自然」が教えてくれたことです。どうやらこれからの社会、世の中をどうしたらいいのか?どう生きたらいいのか?という素朴な疑問の答えを、世界の少数民族の中に見つけることができるのかもしれません。

『ガイアの法則』を著された千賀一生さんは、大学時代に旅をした中国奥地の少数民族との出会いからヒントを得て、長く教師をやられていた時代に生徒たちに輪になって踊ることを指導し、劇的にイジメが無くなったお話をうかがったことがあります。ここにも少数民族の人たちの生き方の大きなヒントがあります。

生命を自然を慈しむ感性は、まさに今、多くの日本人が思い出そうとしていることでもあります。それは、ペンキ画家のSHOGENくんが、アフリカのブンジュ村の村長から教わったこととまったく同じです。

不思議なことですが、トンパ文字に使われる色は、「赤、青、黄、緑、白、黒」で、この6色には哲学的な意味があり、それは命、生活、思想、行為に関わる象徴的な意味を持っています。またSHOGENくんが描くティンガティンガアートも、6色のエナメルペンキ「赤、青、黄、緑、白、黒」を使って創作されるものなので、色にまつわる不思議な共時性を感じます。

〜トンバ文字とは中国のチベット東部や雲南省北部に住む少数民族の一つナシ族に伝わる象形文字の一種/ティンガティンガアートとはたった6色のペンキを使って色鮮やかにのびのびと描き出すアフリカを代表する現代アート〜

また前回の講演会の時に、「日本人のDNAの中に雲南省の人たちとのつながりがある」と、王先生はお話しされていました。島根県には「雲南市」があり、まさに出雲の南に「雲南」がありますね。

『トンパ文字伝説』(マール社)王超鷹著 より
◎麓江(れいこう)の自然
麓江ナシ族自治区は中国雲南省とチベットの境に位置し、北は四川省に接しています。ここには海抜5000メートル以上の高山もあれば、世界で落差が最も大きい長江峡谷もあります。さらには燦々たる高原湖も無数に散在しています。探検家には世界で最も美しい場所、あるいは地球上に残る最後のシャングリラ(楽園)だと讃えられています。

◎ナシ族が信じるシャングリラの世界
ナシ族は、世の中には天でもなく地でもない「シャングリラ(ナシ族語では霧の中で緑の国を遊ぶという意味)」があることを信じています。そこはとてつもなく美しい玉龍の第三の国で、精霊の間には醜い殺し合いや争い事もありません。悪言を交わすこともなければ、生老病死もなく、あるのはいかなる憂いもない安らかな暮らしだけです。

◎中国雲南省の奥地に住むナシ族の母系社会
ナシ族はおばあちゃん(女性)の地位が高く、今でも母系社会を維持しているところがあります。彼女たちはいつも素敵な笑顔と温かい心で旅人をもてなしてくれます。(麓江(れいこう)古城とは、400年前とほとんど変わらずに残されている地区があり、地元の人々はそこを麓江古城と呼びます)

◎ナシ族のトンパの地位
トンパとは「智恵のある人」のことで、ナシ族の間で祭祀を行う人をいいます。トンパは自然と生命を崇拝する宗教を持つナシ族にとってなくてはならない存在といえます。ナシ族は生命のあるものに対して様々な儀式を行うからです。トンパにはもともとその発音から「智者」という意味がありますが、自然や生命を祀る儀式を行うことのできる人をそのように呼びます。儀式の進行はもちろん、お経を読むことや占い、また儀式のための道具を作ることもトンパの役割です。トンパに組織や地位などはありません。またトンパが儀式等の仕事をすることによって現金収入を得ることはなく、生活のためには別の仕事を持っているのが普通です。トンパであることはそれだけで大変名誉なことです。しかし文化大革命の時には、このようなトンパの活動も迷信として禁止され、トンパの地位も下がってしまいました。(世界中の部族社会を形成する少数民族が迫害される時代が長く続いたことは多くの方がご存知のことです)

2023年12月16日(土)
タイムスケジュール
13:15 受付
13:45〜15:45 王先生講演会
16:00〜16:45 王先生×ヤス先生雑談会

会場:サニー会議室 東京都千代田区内神田3-4-11 サニー南神田ビル(神田駅徒歩2分)
http://s-kaigi.jp/access/

終了後の懇親会に参加希望の方は「懇親会希望」とご記載ください。(料金未定)

2023年8月19日「トンパ文字伝説」講演会(王超鷹)
https://youtu.be/aa05M2RzPUs?si=yPXAqopeTpUQ-B-s

概要
主 催 主催

マジョリカプランニング

募 集募集

30(会場参加)

参加費

6,500 (リアル&オンライン)円(税込)

アーカイブ視聴あり、キャンセル返金はございません。

訪問場所

会場:サニー会議室 東京都千代田区内神田3-4-11 サニー南神田ビル(神田駅徒歩2分)
http://s-kaigi.jp/access/